防災士試験に落ちたらどうする?対処法と予防法をご紹介!

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こんにちは、防災父さんです!

・防災士試験に落ちたらどうしたらいい?
・再受験はできる?

こんなお悩みにお答えする記事を書きました。

防災士機構の発表によると、2023年度の防災士試験の合格率は92%です。

これを聞くと「簡単だから誰でも受かる」と思かもしれません。

しかし、見方を変えると、8%は落ちた(不合格だった)とも言えます。

また、これから受験する方には、高い合格率がプレッシャーになって、

「みんなが受かる試験で、自分だけ落ちたらどうしよう…」

と心配になる方もいるかもしれません。

でも、大丈夫です。

この記事では,防災士試験に落ちたらどうしたら良いか、その後の対処方法や予防法について解説します。

事前に分かっていれば、万が一の時にも、安心(?)ですよね。(笑)

それでは、早速、いってみましょう!

防災士試験に落ちたらどうしたらいい?

防災士機構のホームページは?

まずは、防災士試験の主催元である、防災士機構のホームページを見てみましょう。

「防災士になるには > よくある質問

のページに、落ちた場合の再受験について以下のように書いてあります。

Q13 防災士資格取得試験を受験しましたが不合格でした。再受験は可能ですか?

A13:研修講座を修了した人は再受験することができます(再受験は無料)。ただし、試験はいつでもどこでも行われているわけではありませんので、受講した研修機関または当機構にご相談ください。

引用元:防災士機構

再受験は可能で無料

とのことなので、一安心です。

ただ、

・何回でも無料なの?
・いつ、どこで再受験できるの?

といった疑問や不安が残りますね。

防災士養成講座は各研修機関が実施していますが、講座の最後にある防災士試験は防災士機構が日本全国一律に実施しています。

各研修機関の講習会の開催案内や募集要項には、この防災士試験についても記載があり、それぞれ補足説明を見ると分かりますので、以下、順番に見てみましょう。

防災士研修センターのホームページは?

民間最大手の防災士研修センターのホームページをみると、

「研修講座について>試験について

の案内ページには、以下のように書いてあります。

試験に不合格になった場合は、後日他の会場にて再受験が可能です。

再受験をご希望の方は当センターまでご連絡ください。
(電話番号:03-6261-5139)受付時間 09:00~17:30(土日祝除く)
連絡をいただかずに当日会場にお越しいただいた場合は、再受験が出来ませんのでご注意ください。
※合格いただけるまで何度でも受験いただけます。
再受験にあたりましては、受験料のお支払及び研修講座の各講義を受講する必要はありません。

引用元:防災士研修センター

まとめると、

✔︎ 後日、他の会場で再受験可能
✔︎ 再受験には、事前連絡が必要
✔︎ 合格するまで何度でも無料で受験可能
✔︎ 講義の再受講は不要

ということが分かります。つまり、先程の疑問点については、

・何回でも無料なの?
 →何度でも無料です。
・いつ、どこで再受験できるの?
 →他の会場ならどこでもOKです。

となります。

防災士研修センターは、日本全国でたくさんの研修を実施しています。

なので、防災士研修センターで受講した方は、同センターが実施する他の研修の中から、自分都合の良い日時の会場(場所)を選べるかもしれません。

とはいえ、都市部が多いので、地方の場合は、他の研修機関が実施する研修会場の方が都合が良いかもしれません。

自治体主催の研修は?

自治体主催の研修の場合はどうでしょうか。

自治体はたくさんありますが、以下の3つの事例が詳しいので、見てみましょう。

高知県の事例

高知県では、南海トラフ地震に備えて、防災士の養成にかなり力を入れています。

高知県の防災士養成講座(令和6年度)の案内は、以下のようになっています。

再試験について

二日目の試験で不合格だった方や、過去に試験を受けて不合格になった方を対象に、以下のとおり、再試験を実施予定です。

 場所:高知県人権啓発センター 6Fホール

 日時:令和7年2月22日(土) 14:00~ ※13:45には着席をお願いします。

再試験は、何度でも無料で受験可能ですので、今年度の再試験で不合格になった場合は、是非、来年度の再試験の受験をご検討ください。

引用元:高知県

ここから、

✔︎ 再試験は何度でも無料で受験可能
✔︎ 年度を跨いでも再受験可能

ということが確認できます。

また、募集要項には、講習会の日程と再試験について、以下のように書かれています。

7 試験について

(中略)
● 不合格の場合でも再試験の実施予定があります。
● 再試験の実施については、令和7年2月22日(土)高知市で予定しております。合否決定後に再試験のご案内をいたします。
受験料の振込がない場合は、試験を受けることができません。
履修確認レポート(解答用紙)の提出がない場合は、試験を受けることができません。

引用元:高知県、防災士養成講座募集要項

すなわち、年4回の防災士養成講習の日程の後に、再試験の日程が最初から設定されています。

高知県は手厚い対応がされてますね。

今治市の事例

もう一つ、愛媛県今治市の事例も見てみましょう。

今治市の和5年度の防災士育成事業の実施要領には、以下のように書かれています。

10 資格試験について
(1) (中略)
(2) 万一、資格試験に不合格となった場合でも他の会場で再試験を受けることができます。
なお、再試験は何回受けても受験料はかかりません。

引用元:今治市の実施要項

今治市では、受講費用は市が負担し、元々無料となっているので、再試験も無料ということですね。(笑)

また、今治市の養成講座は年一回だけなので、

他の会場で再試験を受けることができる

とは、市内もしくは近隣の自治体の会場で受けることになります。

また、こちらも、

再試験は何回受けても無料

となっています。

愛知県の事例

さらに、愛知県の事例もご紹介します。

愛知県では名古屋大学と一体になって、「愛知県防災減災カレッジ」を開催しています。

2024年度の募集パンフレット(8ページ)には、防災士資格取得について、以下のように書かれています。

【防災士資格取得について】

以下の①~③の条件を全て満たした方は、防災士資格取得試験の受験資格が得られます。
①防災基礎研修及び市民防災コースを修了すること(必須)。
(中略)
②次のいずれかのコースを1つ修了すること。
(中略)
③防災士教本に基づく所定のレポートを提出すること。
(中略)
※2012年度~2019年度及び2022年度~2023年度開催の防災・減災カレッジで受講したコースと本年度受講コースを合わせて上記の内容を満たしていれば、受験資格が得られます。

引用元:愛知県防災減災カレッジ2024募集パンフレット

上記の黄色のアンダーラインを引いたところを補足します。

愛知県防災減災カレッジは、2012年度以降、2020年度と2021年度のコロナ禍で中止となった回を除いて毎年開催されています。

そして、その期間に所定のコースを修了し所定のレポートを提出した方は、2024年度の防災士試験の受験資格が得られるということです。

即ち、講習は受けたけど試験は受けてない方や、受験はしたけど落ちた方でも、

✔︎ 年度を跨いで受験可能

ということになります。

極端な話、10年経ってもOKということですね。(笑)

結論!

防災士試験の募集要項の記載レベルは研修機関によってバラバラで、事務連絡程度の簡単なものから今回ご紹介したような詳しいものまで様々です。

しかし、先に述べたように、どのような書き方をされていようと、防災士試験の運用は、日本全国で同様な取り扱いがされているはずです。

なぜなら、講習会は研修機関が運営しますが、防災士試験は防災士機構によって全国一律に、公平・公正に行われているからです。

以上より、防災士試験に落ちた場合は、以下のようにまとめられます。

✔︎ 後日、他の会場で再受験可能
✔︎ 再受験には、事前連絡が必要
✔︎ 合格するまで何度でも無料で受験可能

✔︎ 年度を跨いでも再受験可能
✔︎ 講義の再受講は不要

防災父さん
防災父さん

これなら、落ちても、なんとかなりそうですね。

防災士試験に落ちた後のやるべきことはこの2つ!

それでは、万が一、試験に落ちたらどうしたらいいでしょうか?

落ちた後にやるべきことは、以下の2つです。

1、再受験の日程調整
2、再試験対策

それぞれ説明しますね。

再受験の日程調整

まずは、講習を受けた研修機関に問い合わせましよう。

そして、他の会場で空きのあるところをいくつか紹介してもらいましょう。

場合によっては、防災士機構に直接問い合わせてくれ、と言われるかもしれません。

その際は、防災士機構に直接連絡して紹介してもらいましょう。

そして、自分の予定と照らし合わせて、再受験をいつ、どこでしたら良いか、調整しましょう。

なるべく近くの方が、時間的、金銭的、体力的にみて、負担が軽くなるのは言うまでもありません。

なお、面倒でなければ、連絡する前に、防災士機構のホームページのリンクから、自分に都合の良い会場を探しておいても良いかもしれません。

再試験対策

再受験日が決まったら、それまでの期間に、防災士教本、履修確認レポート、試験対策ブック(防災士研修センターで受講された方のみ)を見直します。

そして、今度こそ受かるために、市販の過去問などの試験対策問題集を入手して、しっかり対策するのがおすすめです

防災士試験は過去問からほとんど出題されるので、過去問を中心に対策しておけば、間違いありません。

なお、防災士試験対策に使える問題集については、以下の記事で紹介していますので、参考にしてください。

落ちた人の体験談(参考)

防災士試験に落ちた方のブログ記事がリアルで参考になりますので、ご紹介しますね。

9月に彦根に2泊して防災士資格取得の講座の受講2日間と試験を受けました。試験は残念ながら不合格でした。(中略)
不合格通知を受け取ってから、過去問を購入しました。本屋さんにはないけどネット通販で買えます。
きょう聖泉大学まで2次試験の受験に来ました。けっこう遠い。会場の教室は若い人でいっぱいです。(中略)大学生で防災士の資格を取られるのです。受講を終えた学生さんと一緒に試験です。(中略)右端で前から3番目の席でしたが、右端は再試験者ばかりのようでした。

引用元:目指せ着物生活さんブログ

自宅から講習会場までが遠い場合、泊まりがけになるケースもありますね。

やはり、過去問で対策をされた様子。

再試験の会場は、遠くなってしまったようですね。

どうやら、この時は、近隣の大学の講習会を紹介されたようです。

再試験の場合、会場の端の方に「再試験者の席」というのが用意されているんですね。

防災父さん
防災父さん

試験は、事前の対策が肝心ということですね。

再受験になると何かと費用がかかる

再受験は、何度でも無料でチャレンジできることが分かりました。

しかし、受験料以外の費用がかからないという訳ではありません。

以下の3つの費用に注意が必要です。

✔︎ 交通費
✔︎ 宿泊費
✔︎ 補助金

以下、説明しますね。

交通費

1番目は、交通費です。

再受験を講習を受けたのと同じ会場を希望する場合は、1年後になる場合があります。

その場合は、講習を受けた時と同じで、自宅から会場までの交通費がまたかかります。

「1年も待ってられない!」ということで、早めに再受験したい場合は、近隣の会場を探すことになります。

その際、会場が遠方になればなるほどさらに交通費がかさみます。

なるべく近くの会場を選びたいですね。

宿泊費

また、場合によっては、宿泊費が必要になるかもしれません。

防災士試験は、通常、2日目の講習の最後の時間帯になっています。

なので、遠方の会場の場合は、その前後は泊まりなんてこともあるかもしれません。

補助金が貰えないケースも

さらに、補助金が減額され、その分、負担増となるケースもあります。

沖縄県の沖縄市では、以下のような「防災士資格取得補助金制度」を実施しています。

出典:沖縄市

沖縄市の場合、

補助金は、試験に合格し資格を取得した方のみ交付されます。

となっており、防災士試験に落ちた場合は、補助金が出ません。

金額的には、

経費の2分の1以内(上限¥30,000)の補助

が出る制度ですが、これがもらえなくなると、かなりの痛手です。

補助金を当てにして講習を受講していた場合は、予定外の費用がかかってしまうことになります。

徳島県の北島町でも同様な補助金制度があり、やはり、

「補助対象者は、防災士資格取得試験に合格した者」

となっています。

一方、高知県の越智町では、

「補助金の交付は、防災士資格取得試験の合否にかかわらず1人につき1回限りとする。」

となっていて、落ちても1回はもらえます。

このように、補助金は試験の合否によって、もらえたり、もらえなかったりします。

なので、補助金を当てにしている方は、念のため、落ちた場合にも出るのかどうか、制度を確認しておくと良いでしょう。

防災父さん
防災父さん

再受験は無料とはえ、注意が必要ですね。

まとめ:防災士試験は落ちないように対策しておこう!

この記事では、防災士試験に落ちたらどうしたらいいか、対処法についてご紹介しました。

防災士試験に落ちても、無料で何度でも、年度を跨いでも、そして、どこの会場でも、再受験ができるようになっています。

なので、あきらめなければ,必ず合格できると言えます。

とはいえ、再受験になると、交通費をはじめ、なにかと費用がかかりますし、手続きも面倒ですし、なんといっても、メンタルがへこみます。(笑)

やはり、一回で受かるに越したことはありません。

講習会が始まると試験対策をやっている余裕はありません。

講習会の講義内容からは試験に出ないので、「事前の対策なくして合格なし」です。

なので、予防のために、講習会が始まる前にしっかり準備しておくことをおすすめします。

不合格になることの予防法はこれしかありません。

この記事が、少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。m(_ _)m

♢♢♢

防災士試験対策問題集はいろいろありますので、気になる方はこちらも参考にしてください。

無料の過去問をお探しの方は、こちらが参考になります。

これから防災士試験に挑戦しようかなと考えている方は、以下の記事も参考にしてください。

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