【防災士養成研修講座】愛知県「防災減災カレッジ」の「啓発指導講座」まとめ

資格

[PR]  この記事にはプロモーションが含まれています。

こんにちは、防災母さんです!

2022年9月22日(木)、名古屋大学で開催された防災士養成研修講座、愛知県「防災・減災カレッジ」の「啓発指導講座」に参加しました。

「地域・会社で防災活動を実施する際の啓発手法等を学ぶ」市民講座で、選択講座の一つとなっています。

今回は会場とオンラインの同時開催で、講義、グループワーク、体験講習の形式で行われました。今回学んだことと私の感想をご紹介します。

カリキュラム

この講座のカリキュラムは以下のとおりです。

①9:30~10:30先進事例紹介特定非営利活動法人
災害ボランティア ネットワーク鈴鹿
理事長 南部 美智代
②10:40~11:40室内の地震対策たくみ設計室
鈴木 啓之
③12:30~14:40ファシリテーター養成パブリック・ハーツ株式会社
代表取締役 水谷 香織
④14:50~15:50学校における防災教育愛知県教育委員会保健体育課
職員
⑤16:00~17:00身近なものでできる
防災対応
あいち防災リーダー会
会長 原 真理
2022年度 防災人材育成研修 愛知県防災減災カレッジ カリキュラム 2022_college_pamphlet.pdf (nagoya-u.ac.jp) より引用。

講座の前にあったこと

名古屋大学の減災館に着くと、会場は2階の災害対策室にあり、入口付近でアルコール消毒、検温の後、受付を済ませて、書類と名札を受け取りました。

災害対策室内の席は自由席でした。

昼食は、室内やロビーでは取れないので、名古屋大学内の食堂か、学外で食事を取ってください、と言われていました。

また、資格認証カードの発行が必要か、不要かを記入して、用紙を提出して下さい、と言われていました。

資格認証カードは、愛知県「防災・減災カレッジ」の修了するコースによって種類が変わってきます。

「防災基礎研修」+「地域防災コース」の修了者は、防災・減災カレッジの「まちづくりアドバイザー証」を受け取ることが出来ます。

今回の「啓発指導講座」は、「防災士」の資格を取得するための必須講座ではありませんが、上記の2講座に加えて、今回の講座を修了すると、ランクアップして、防災・減災カレッジの「防災リーダー証」を受け取ることが出来ます。

今回学んだことと感想

①「先進事例紹介」では、特定非営利活動法人 災害ボランティアネットワーク鈴鹿 理事長 南部先生より、以下のような内容について講義がありました。

・受講生に対して、「人のために何をしたか」の質問。
・被災者支援の体験をもとに、どういったことが被災者に喜ばれるか。
・被災者支援の体験をもとに、避難所生活の注意点について。
・子ども防災講座の体験談。
・子ども(L)、高齢者(O)、障がい者(D)等の避難(E)行動要支援者の支援に重点をおいた、災害時自助、互助力喚起・養成の手法「LODE」紹介。

防災母さん
防災母さん

被災者支援の体験をもとに、どういったことが被災者の方に喜ばれるのかという話で、被災者の立場に立って考えることの大切さを学びました。「LODE」については、災害ボランティアネットワーク鈴鹿のホームページも参考になりました。

②「室内の地震対策」では、たくみ設計室 鈴木先生より、以下のような内容について講義がありました。

・兵庫県南部地震、東日本大震災、熊本地震の取材をもとに、地震の被害で、建築物がどのように倒壊するかについて。
・地震の被害で、室内の家具がどのように倒れるかについて。
・家の耐震と家具の転倒防止について。
・地震の被害を想定した、室内での具体的な防災対策について。
・地震の取材をもとに、避難生活で本当に必要になるものについて。

防災母さん
防災母さん

地震の取材で撮られた多くの写真をもとに、講義があったので、とてもわかりやすかったです。

③「ファシリテーター養成」では、パブリック・ハーツ株式会社 代表取締役 水谷先生より、以下のような内容について講義とグループワークがありました。

・ファシリテーターの役割、心得、技術について。
・2人一組に分かれて、一つ目のお題に対して、話し手、聞き手になって、練習。
・5人程度のグループで、二つ目のお題に対して、ファシリテーターを体験。
・メンバーチェンジして、三つ目のお題に対して、ファシリテーターを体験。
・全体討議とまとめ。

防災母さん
防災母さん

ファシリテーター初心者でも、実際にファシリテーターの体験を通して、役割、心得、技術を学ぶことが出来ました。

④「学校における防災教育」では、愛知県教育委員会保健体育課 山口先生より、以下のような内容について講義がありました。

・愛知県の学校における学校安全について。
・愛知県の学校における防災教育について。
・防災教育を充実させるための教育委員会の取り組みについて。
・防災教育の理念やねらいについて。

防災母さん
防災母さん

学校での子どもの安全を守るために、教育委員会や学校の先生方がどのように取り組んでいるのかを理解することが出来ました。

⑤「身近なものでできる防災対応」では、あいち防災リーダー会 会長 原先生より、以下のような内容の体験講習がありました。

・マスク作り(キッチンペーパーと輪ゴムを使用。)
・カッパ兼防寒具作り(ゴミ袋と傘袋を使用。)
・スリッパ作り(新聞紙を使用。)
・応急処置用の固定具作り(ゴミ袋と新聞紙を使用。)
・あいち防災リーダー会の活動の紹介。

防災母さん
防災母さん

災害時に、防災用品が足らない時、今回教えてもらった知識があると、すぐに役立ちそうです。

講座の後であったこと

資格認証カードの発行を希望した方は、講義が終わった時に、事務局の方から、「啓発指導講座」の修了証と一緒に「防災リーダー証」のカードも受け取っていました。

まとめ

今回は、地域や会社で防災活動を実施する際の啓発手法を学ぶことが出来ました。私は、地域や会社で防災活動を進めていくような立場ではないのですが、今回の講座を学んだことで、個人の防災対策においても、さらに防災の知識を深めることが出来ました。

今回の講座の「室内における地震対策」では、夜に停電した際、どういった明かりがあると便利か、また、どういったバッテリーが必要かを教えてもらい、とても参考になりました。今後の我が家の防災対策に役立てていきたいと思います。

また、今回の講座の中で、「ファシリテーター」という言葉の意味を初めて知りました。会議の場で、司会をする人だと思っていたのですが、一方的に話す人という訳ではなく、どういった心得や役割が必要かということも教えていただきました。会社の会議や自治会の会合で、様々な意見をまとめていくような場面においても、今回の講座の知識は、とても役立つのではないかと思いました。

もうひとつ、今回の講座の「身近なものでできる防災対応」で、ごみ袋や新聞紙、傘袋を使って防災用品を作る体験をしたのですが、もし大きな災害が起きたら、そういったものも、不足するのではないかと思いました。

誰でも日々忙しいですが、やはり、少しずつ防災の準備を進めていくことが大切ですね。優先順位の高い「命を守る」防災対策から進めていきましょう。

追記

2022年の愛知県「防災・減災カレッジ」の前期講座の受講が終わり、2023年2月の防災士資格試験に向けて、私も防災士教本で勉強中です。
日本防災士機構に、防災士資格取得試験の「受験料の支払い」と「防災士教本の購入」の申し込みを済ませており、防災士教本が既に送られています。教本の大きさはA4サイズ、厚さは約2cmで、ページ数は約370ページで、かなりのボリュームです。

防災士教本の内容は、「愛知県防災減災カレッジ」の講義の内容と全く同じではありません。内容は、地震・津波による災害、気象災害・風水害、土砂災害などから、災害情報の活用、地震・津波への備え、防災士の役割など、幅広くありますが、難しくはありません。過去問は販売しているようですが、やはり一通り読んで、理解しないといけません。時間のある時に、防災士教本を読み進めています。

♢♢♢

防災士試験に向けて試験勉強をされている方は、以下の記事も参考にしてください。

これから防災士試験に挑戦しようかなと考えている方は、以下の記事も参考にしてください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました