こんにちは、防災父さんです！
食器棚の転倒防止対策と言えば、食器棚の天板に転倒防止金具や器具を付けて壁に固定する事を思い浮かべますよね。
確かにそれも重要なのですが、実はその前に確認しておくことがあります。
それは、食器棚の上下の部分がしっかり連結されているかどうかです。
実は、食器棚の多くは、運搬がしやすいように、下上が分かれて製作されていて、設置場所で組み立てるようになっています。
下の引き出し等の棚の上に、開き扉の棚を載せ、上下をネジやボルトなどで連結するようになっています。
上下がしっかり連結されていない場合、例え天板を壁に固定していても、地震の揺れで途中から折れて、転倒しやすくなります。
もし、ネジが見当たらない、または、あるけど連結していない場合には、上下の棚に連結シートを貼って固定するのが簡単です。
そこで、ここでは、家具の連結シートのおすすめ商品をご紹介します。
それでは、早速、いってみましょう！
北川工業 タックフィット 連結シート TFS-1120
こちらは、キタリアブランドでお馴染みの、北川工業の「タツクフィット 連結シート」です。
このシートは、ポリエステルフィルムに特殊強化糸を入れてあるもので、一枚あたり100kgのせん断応力（繊維を横方向に切断する力）に耐えられます。
食器棚の左右に２枚ずつ貼ることで、上下の家具が連結されて一体化します。
阪神・淡路大震災を引き起こした兵庫県南部地震（最大震度7）の再現波で試験し、耐震性能は確認済みです。
貼り方は裏面の保護シートを剥がし、ガイドの赤い点線に合わせて上下の連結部に貼るだけなので簡単です。
なお、ガイドのシールは後から剥がしますので、使用時は連結シートだけになります。
色は半透明タイプ以外にシルバーがありますので、家具の色に合わせて選べるのも嬉しいですね。
こちらは、何と言っても、お値打ちですね。
エレコム 揺レタン 家具連結シート TS-F004
こちらは、PC周辺機器を扱うエレコムの「揺レタン 家具連結シート」です。
この商品は、ポリプロピレンのフィルムにガラス繊維が入っているので、繊維方向の引っ張りに強くなっています。
食器棚の両側に２枚ずつ貼り付け、上下の家具をガッチリ連結します。
東日本大震災、熊本地震、阪神・淡路大震災などの再現波で耐震試験を実施済みで、震度7まで耐えられます。
試験の様子の動画がAmazonで公開されていますのでご参照ください。（前半はCMなのて、後半をご覧ください。）
貼り付けは、シート裏面の剥離紙を半分ずつ剥がして、連結部に貼り付けます。
上下の棚を連結する場合は、繊維方向を連結面に垂直に貼り付けます。
なお、以下の注意事項がありますので、ご確認ください。
白木の桐ダンスや、漆塗り、ニス塗り等のデリケートな部分への使用は避けてください。
ポチップ
こちらは耐震試験が充実していますね。
不二ラテックス 不動王 連結シート キャビネット・ロッカー連結用 FFT-004
こちらは、不二ラテックスの「不動王 連結シート（キャビネット・ロッカー連結用）」です。
こちらは、シートにガラス繊維が入っているので、地震の揺れで引っ張られても切れません。
こちらも食器棚の両サイドに２枚ずつ計４枚貼ります。
第三者の試験機関において、阪神淡路大震災の震度７の地震に対して、転倒防止効果が確認されています。
貼り付け方もシール式なので簡単です。
裏面の剥離紙が二つに分かれているので、片方ずつ剥がしながら貼れば間違いありません。
詳しい取り付け方と注意事項は、以下の公式HP（取り付け手順書）に記載されていますので、必要に応じてご参照ください。
https://www.fujilatex.co.jp/wp/wp-content/uploads/2016/05/0a77e1836c709b3c38f27fc3cca62dc6.pdf
ポチップ
タックフィットと不動王はブランドですね。
まとめ
ここでは、食器棚の上下の棚を連結してしっかり固定する連結シートをご紹介しました。
食器棚の上下の棚が一体化していないと、地震の揺れで折れて転倒しやすくなりますので注意が必要です。
食器棚の天板に転倒防止金具や器具を付ける際には、しっかりと棚の上下が固定されているか、確認しましょう。
もし、固定されていないようでしたら、早めの対策がおすすめです。
この記事が、みなさまの防災対策の一助になれば幸いです。
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電子レンジの転倒防止策が気になっている方は、こちらの記事も参考にしてください。
冷蔵庫の地震対策も気になる方はこちらを参照してください。
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