こんにちは、防災父さんです!
食器棚の扉にはガラスの付いたタイプが多いですね。
何といってもガラスは光沢があって高級感があり、透き通っているのでいいですよね。
しかし、地震対策としてみると、ガラスは割れるので危険です。
そんな食器棚の地震対策としては、ガラス飛散防止フィルムを貼る方法が効果的です。
フィルムを貼っておけば、地震で食器棚のガラスが割れても、周りに飛び散らないので安全です。
しかし、いざ購入しようと思って調べてみると、国籍不明の企業が乱立しており、サイズや機能も色々あって、どれを選べばよいか迷ってしまいます。
そこで、ここでは、品質やサービスに定評のある日本製で、食器棚のガラス飛散防止に最適なフィルムに絞ってご紹介します。
この記事を参考にして頂ければ、迷うことなく、早く良い物を選ぶことができるでしょう。
それでは、早速、いってみましょう!
食器棚のガラスに最適なフィルムの選び方
最適なサイズは?
食器棚のガラスの特徴といえば、縦に細長いことですね。
ガラスのサイズに近いフィルムの方が、貼りやすく、無駄が出ないのでおすすめです。
まずは、食器棚のガラスの縦横サイズを計ってからフィルムを選びましょう。
食器棚用フィルムには、32cm幅または46cm幅の商品が適しているので、お使いの食器棚に合うものを選びましょう。
最適な販売元は?
販売元(メーカー、商社)は何と言っても日本企業がおすすめです。
国籍不明の会社のフィルムが安く出回っていますが、購入するには、かなり勇気がいりますね。

そもそも、ショップの名前が読めない(発音できない)ところもありますね。(笑)
食器棚のガラスのサイズは大きくないので、フィルムの値段もそれほど高くありません。
品質、サービス面を考えると、やはり日本製の中から選んだ方が無難です。
最適な機能は?
ガラスフィルムには色々な機能が付加されています。
地震対策としては「ガラス飛散防止機能」が必須です。
その為には、フィルムがガラスにしっかりと貼り付くことが重要です。
ガラスが割れた時、フィルムが剥がれてしまっては、飛び散りを防止できませんからね。
あと、ガラスが割れた時、フィルムが破れないような材質と厚さが重要です。
材質はポリエステルが主流です。
厚さは50μmが標準的となっていて、厚い方が破れにくく、長持ちします。
また、貼り付け作業も比較的楽にできます。
次にUVカット機能があります。
UVカットというと、食器棚の中の物の色あせや変色を抑える効果が期待できます。
それ以外に、フィルム自体の劣化防止という効果もあります。
地震はいつ来るか分かりませんので、なるべくフィルムを長持ちさせる必要がありますね。
その他のポイント
販売元はしっかりした会社か、JIS規格をクリアしているか、販売年数が長いか、売れているかといったことも、市場の評価として参考になります。
会社や商品の実績や実体分かっていると、安心できますね。
なお、今回ご紹介するフィルムの貼り方はどれも同じで、各パッケージの裏面等に詳しく書かれているので、優劣はありません。
では、早速、おすすめ商品をご紹介します!
食器棚の細いガラスに最適な幅32cmのガラス飛散防止フィルム
ニトムズ ガラス飛散防止シート M6130

(株)ニトムズは言うまでもなく粘着テープでお馴染みの会社ですね。

こちらの商品の基本情報を以下の表にまとめて見ました。
サイズ | 32cm×180cm ※48cm×180cmもあり |
材質 | ポリエステル |
色 | 透明 |
厚み | 70μm(厚め) |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | あり |
ヘラの付属 | あり(密着ヘラ) |
JIS規格 | 準拠 |
Amazon販売開始年 | 2010年 |
Amazon売れ筋ランキング | ガラスフィルム1位 |
最初は、この表を見ても、何のことか良く分からないですよね。
そこで、簡単に、上から順番に解説しますね。
サイズですが、32cm×180cmとなっています。
幅は32cmなので、食器棚の細いガラスに最適です。
長さは180cmなので、ガラスの長さが90cm以下なら、フィルムを半分に切ればガラス2枚に貼れますね。
材質はポリエステルなので一般的です。
色も透明なので、食器棚のガラスに最適です。
厚みは70μmなので、標準(50μm)より厚めです。
ガラスが割れてもフィルムは破れにくく、貼り付け作業もやり易いタイプです。
設置タイプはシールタイプで、水で貼り付ける一般的なタイプです。
UVカット機能は付いているので、食器棚の中のものの色褪せ防止とフィルムの劣化防止が考慮されています。
ヘラの付属は、密着ヘラが付いているので、別途買う手間が省けます。
JIS規格には準拠していて、試験に合格した商品なので、品質と性能を期待できます。
Amazon販売開始年は2010年なので、ロングセラー商品と言えます。
Amazon売れ筋ランキングは、ガラスフィルム部門で堂々第1位です!
以下もこんな感じで見てくださいね。
対応するガラスとしては、以下のようになっていますので、ご確認ください。

※スリガラス凹凸面に貼ると透明になってシルエットが見えやすくなります。


二トムズは粘着剤の専門企業なので、フィルムの粘着力については心配いりませんね。
アイリスオーヤマ ガラス飛散防止フィルム HBF-3218N

アイリスオーヤマ(株)は、テレビCMでお馴染みの、生活用品全般を製造・販売する会社ですね。

こちらの商品の特徴を以下の表にまとめます。
サイズ | 32cm×180cm ※48cm×180cmもあり |
材質 | PET |
色 | 透明 |
厚み | 50μm(標準) |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | あり |
ヘラの付属 | なし |
JIS規格 | 記載なし |
Amazon販売開始年 | 2012年 |
Amazon売れ筋ランキング | ガラスフィルム43位 |
以下は、特徴的なところだけ補足説明します。
材質はPET(ポリエチレンテレフタレート)となっていますが、ポリエステルと同じですね。
その他のスペックとしては標準的です。
JIS規格については、記載が見当たりませんでした。
ヘラの付属は付いていないので、お持ちでない方は、別途購入が必要です。
対応するガラスとしては、以下のようになっているので、ご確認ください。
[貼れる面]
透明板ガラス、平らなくもりガラス、平らな型板ガラス
[貼れない面]
ザラザラとしたくもりガラス、でこぼこした型板ガラス、二重ガラス、熱線反射ガラス、線入りガラス、有機ガラスなど特殊なガラス
和気産業 ガラスの飛散防止フィルム

和気産業(株)は、WAKIブランドで知られた、地震対策やDIY用品の専門商社です。

こちらの特徴をまとめると以下のようです。
サイズ | 32cm×185cm ※46cm×185cmもあり |
材質 | ポリエステル |
色 | 透明 |
厚み | 50μm(標準) |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | あり |
ヘラの付属 | なし |
JIS規格 | 記載なし |
Amazon販売開始年 | 2010年 |
Amazon売れ筋ランキング | ガラスフィルム57位 |
こちらも標準的な内容でまとまっています。
JIS規格に付いては記載無しでした。
ヘラの付属はないようです。
対応するガラスは以下のようですので、ご確認ください。
[貼れる面]
透明板ガラス、くもりガラス(平らな面)、型板ガラス(平らな面)
[貼れない面]
くもりガラス(ザラザラ)、型板ガラス(凹凸面)

ノムラテック ガラス飛散防止フィルム 2079

(株)ノムラテックは防犯・防災用品などのアイディア製品を扱う会社です。

こちらの特徴を表にまとめると次のようです。
サイズ | 32cm×185cm(型番2079) ※46cm×185cm(型番2078)もあり |
材質 | ポリエステル |
色 | 透明 |
厚み | 70μm(厚め) |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | 記載なし |
ヘラの付属 | あり(合成ゴム) |
JIS規格 | 記載なし |
Amazon販売開始年 | 2005年 |
Amazon売れ筋ランキング | ガラスフィルム169位 |
ポイントだけ、かいつまんで説明します。
厚みは70μmなので、標準より厚めで丈夫そうです。
UVカット機能は、今回紹介する商品の中で唯一ありません。
ヘラの付属はあるので、ありがたいですね。
対応するガラスは以下のようですので、ご確認ください。
[貼れる面]
・透明ガラス専用
[貼れない面]
・熱反射ガラス、熱線吸収ガラス、線入ガラス、二重ガラス、有機ガラスなど特殊なガラス
・凹凸のある模様ガラスやスリガラスなど

テクノエイム ガラス飛散防止フィルム

(株)テクノエイムは各種フィルムを取り扱うプラスチックの加工・販売会社です。

サイズ | 33cm×180cm ※46cm×180cmもあり |
材質 | ポリエステル |
色 | 透明 |
厚み | 50μm(マイクロメートル) |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | あり |
ヘラ付属 | あり |
JIS規格 | 記載なし |
Amazon販売開始年 | 2020年 |
Amazon売れ筋ランキング | 窓用フィルム364位 |
標準的なスペックです。
サイズの幅は、32cmではなく33cmです。
ヘラの付属はあるので、別途用意する必要はありません。
JIS規格は記載がありません。
対応するガラスは以下のようですのでご確認ください。
ガラス面が球面状、あるいは凹凸のあるものには、使用できません。


幅の狭いフィルムはここまでです。ガラスの幅とフィルムの幅は近い方が貼り付け作業が楽ですね。
食器棚の広めのガラスに最適な幅46cmのガラス飛散防止フィルム
幅46cmのフィルムをお探しの場合は、上記の46cmの商品に加えて、以下の商品もおすすめですので、選択肢が増えます。
アサヒペン UVカットガラス飛散防止シート UH-1

(株)アサヒペンはペンキなどの家庭塗料で有名な企業ですね。

サイズ | 46cm×180cm |
材質 | ポリエステル(2層) |
色 | 透明 |
厚み | 記載なし |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | あり |
ヘラの付属 | なし |
JIS規格 | 飛散防止性能はJIS規格値を満たしている |
Amazon販売開始年 | 2010年 |
Amazon売れ筋ランキング | 窓用フィルム212位 |
厚みは記載がありませんでした。
ヘラの付属はありません。
JIS規格は、飛散防止性能は規格を満たしている、とのことなので、期待できます。
これ以外は標準的なスペックです。
ガラスの対応は以下のようです。
[貼れる面]
・透明ガラス
・くもりガラスの平らな面
・型板ガラスの平らな面
[貼れない面]
・くもりガラスのザラザラ面
・型板ガラスの凹凸面
・網入りガラス
・特殊ガラス(ペアガラス、合わせガラスなど)
・浴室内などの高温多湿の場所
・水が直接かかる場所
・80℃以上の熱がかかる場所
・自動車の窓ガラス
・屋外
リンテックコマース 防災地震対策フィルム 50SL

リンテックコマース(株)はリンテック(株)の子会社で、フィルムなどの「貼る」商品を販売している会社です。

特徴をまとめると以下のようです。
サイズ | 46cm×185cm |
材質 | ポリエステル |
色 | 透明 |
厚み | 50μm ※より丈夫な2倍厚の100μmもあり |
設置タイプ | シールタイプ(水貼り) |
UVカット機能 | あり |
ヘラの付属 | なし |
JIS規格 | 合格 (リンテックコマース公式ページより) |
Amazon販売開始年 | 2010年 |
Amazon売れ筋ランキング | 窓用フィルム280位 |
こちらも標準的なスペックです。
JIS規格は合格しているとのことなので、性能は期待できます。
ヘラの付属はありませんので、別途購入する必要があります。
厚みは50μmですが、2倍の厚さの100μmもあります。
ガラスの対応については、以下のようなので、ご確認ください。
透明板ガラス専用のフィルムです、凸凹したガラスには貼れません。
粘着力についても記載がありましたので追加しておきます。

まとめ
今回は、信頼できる日本ブランドで、食器棚のガラス飛散防止に最適なフィルムに絞ってご紹介しました。
今回ご紹介した情報に加えて、レビュー・口コミやお値段も見ながら、お好みの物を選べばまず間違いはないでしょう。
また、購入にあたっては、ガラスの対応以外にも細かい適用条件などを商品ページで良く確認しましょう。
地震はいつくるか分かりません。
思い立ったが吉日です。
いつ来ても大丈夫なように、早めの設置をおすすめします。
♢♢♢
地震時に食器棚の食器のすべり落ちを防止する方法が気になる方はこちらも参考にしてください。
地震時に食器棚の開き扉の解放を自動でロックする方法が気になる方はこちらをご参照ください。
コメント