こんにちは、防災父さんです!
本記事では耐震ラッチの取り付け方をご紹介します。

耐震ラッチの取り付けは、日曜大工的な作業となるため、僕からお伝えしますね。
地震が起こった時に気を付けたいのが、食器棚や収納家具の扉が開いて中から食器や収納物が飛び出す事故です。高い所に収納してある食器や重い物が落下してくると大変危険です。
そんな事故を予防する防災グッズとして、揺れを感知すると瞬時に扉をロックしてくれる「耐震ラッチ」というものがあります。
揺れが収まると自動でロックが解除される仕組みで、日常の扉の開閉や収納物の出し入れには全く影響ないという優れものです。
「耐震ラッチ」には色々な商品が販売されています。
我が家では、震度5弱から効果を発揮し、比較的お値打ちな「耐震パーフェクトロック」(製造:ムラコシ精工、販売:杉田エース)を購入しました。
何か所か取り付ける場合は、お値段も重要ですね。

開き扉用で、電源不要、取り付け簡単となっています。
これを既存のTOSTEMの玄関収納に取り付けたところをご紹介します。

我が家では、キッチン収納には元々耐震ラッチが付いていましたが、廊下の作り付け収納と玄関収納には付いていませんでした。地震時に中の物が飛び出してくることが予想されたので、後付けで付けることにしました。
取り付けに必要な工具
まずは、以下の工具類を準備します。
- ドライバー(+2):ネジ締めに必須です。
- キリ:ネジ位置に印をつけるのに必須です。
- ハサミ:型紙のカットに必須です。
- 両面テープ:型紙を仮止めするのに必須です。
- 水平器:棚の水平を計るのに使うと良いとのことです。(私は使いませんでした。)
取り付け方法
キャビネット側の位置決め

まずは、商品パッケージの背面の厚紙を開き、右半分に記載されている型紙の部分をハサミで切り取ります。点線で切り取り線と「ハサミ」と書いてある部分です。
続いて、型紙の中に記載された実線に沿って、順番に、「①山折り」、「②山折り」をします。また、両面テープも貼っておきます。すると上の写真のような状態になります。

「①山折り」の線をしっかり折るとこんな感じになります。

型紙の裏側に貼った両面テープを剥がして、キャビネットの上端に貼り付けます。

我が家では、開き扉の端に小さな丸いクッションがあったので、念のためこれを避けて、端から1cmくらいの位置にしましたが、そういったものがない場合や、あっても気にしなければ、端の位置で良いと思います。

斜め下から覗くとこんな感じです。

その状態で、「本体ネジ止め位置」(2箇所)にキリを差し、キャビネットにネジ穴を開けます。
扉側の位置決め

キャビネット側の2か所とも穴を開け終わったら、型紙の表側の両面テープを剥がします。

キャビネットの開き扉を一旦閉じ、開き扉の裏側に両面テープを押し付けます。型紙を指で押さえながら扉をゆっくり開けます。

扉を開けると、型紙のキャビネット側の両面テープは剥がれ、型紙が扉に付きます。

型紙の「受けネジ止め位置」(2か所)にキリを差し、扉の裏にネジ穴を開けます。これで、全てのネジの位置決めが完了しました。
パーフェクトロック本体の取り付け

パーフェクトロックの本体がない状態で、キャビネットの上端にネジで下穴を開けます。後から本体を取り付け易くするためです。

下穴ができたら、本体をネジ止めしていきます。下穴が開いているので取り付けが楽チンです。

本体の取り付け完了です。
受け具の取り付け

続いて、開き扉の内側の受け具の取り付けです。キリで開けた下穴が2つ確認できます。

ここで、付属のネジがキャビネットの厚みより短いか確認します(扉の上にネジを置いてみました)。受け具が無くても貫通はしない長さで、受け具の厚さは2ミリほどあるので、大丈夫そうです。

キリで開けた下穴に一旦ネジを取り付け、後から受け具が取り付け易いようにしておきます。

ネジを一旦取り外し、受け具を置いてネジを締めていきます。なお、受け具は上下があり、水平な面が下です。
ネジの下穴が開いているので、楽に締めることができます。これで取り付け完了です。

動作テスト

ここまで来たらあとは動作テストです。赤いテープを剥がします。

ゆっくり扉を閉めてくると、キャビネット側の本体と受け具がちょうど良い位置でぶつかりました。

さらに扉を閉じていくと、カチャっと音がしてはまりました。

今度は逆に扉をゆっくり開いて行くと、本体のロックが受け具にちょうどひっかかっていることが確認できました。地震の時もこのような状態で扉が開かないようにロックされると思われます。
もう一方の扉も同様にして取り付ければ完成です!
まとめ
本記事では、耐震ラッチ「耐震パーフェクトロック」の取り付け方をご紹介しました。
工具としてドライバーとキリを使いますが、取扱説明書に書かれた手順に沿って進めていけば、とても簡単に取り付けができました。
キャビネットの材質が固い場合は、下穴開けやネジ締めに多少力がいるので、電動工具があれば、さらに楽にできると思います。
この記事を参考にしてキャビネットに耐震ラッチを付けておくことで、地震5以上の大きな地震時の被害が軽減されれば幸いです。

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