・防災関係の仕事って何がある?
・防災関係の仕事はどうやって探したらいい?
こんなお悩みにお応えする記事を書きました。
「防災の資格は役に立たない」
「防災は仕事にはならない」
などと言われることがあります。
こんな話を聞くと、
「防災関係の仕事なんて無いんじゃない?」
と思ってしまいますが、そんなことはありません。
防災関係の仕事は目立ちませんが、山ほどあります。
防災は主要産業ではないため、スポットが当たりにくいのです。
それでは、防災関係の仕事を探すにはどうしたら良いでしょうか…。
そこで、この記事では、様々な求人サイトを使った防災関係の仕事の探し方をご紹介します。
この記事を読んで実践すれば、きっと希望する仕事が見つかるでしょう。
それでは、行ってみましょう!
防災関係の仕事の探し方
防災関係の仕事の探し方は大きく分けて以下の3つがあります。
① 一般的な求人サイトで探す
② 業界特化サイトで探す
③ エージェント(代理人)を使う
それぞれメリット、デメリットがありますので、ポイントを押さえた上で使うと効果的です。
一般的な求人サイトで探す
一般的な求人サイトは、業界を問わず、防災に関係する求人を広く調べる事ができます。
検索するとたくさんの求人数がヒットするのは良いのですが、その反面、数が多過ぎて選ぶのが大変です。
希望する勤務地、職種、給料、休日など、こだわり条件を指定して、件数を絞ってから求人情報を読み込むと良いでしょう。
一般的な求人サイトで希望の業界が固まってきたら、業界特化サイトで探すのもおすすめです。
業界特化サイトで探す
防災関係の資格や仕事が決まっている方には、防災業界の特化サイトがおすすめです。
一般的な求人サイトよりも求人数は少なくなりますが、余分な求人情報が出てこないので、効率的に探せます。
また、防災業界そのものではありませんが、「防災を必要とする業界」や「防災と関係の深い業界」をお考えの方には、その業界の特化サイトもおすすめです。
防災の知識が求められる業界には、看護、保育、介護、建設、ITなどたくさんあります。
いずれにしても、より良い転職先を見つけるには、まずは色々なサイトでたくさんの情報を集め、だんだん絞って行くと良いでしょう。
エージェント(代理人)を使う
一般的な求人サイトで自分で探すだけではなく、転職エージェントを使うのもおすすめです。
転職エージェントは、一般的な求人サイトに掲載されていない非公開案件をたくさん持っています。
また、専属のアドバイザーやカウンセラーが付くので、色々相談に乗ってもらえる上、自分に合った会社を紹介してもらえます。
さらに、求人への応募に当たっては、履歴書の書き方や面接対応の仕方なども指導してくれますし、自分一人ではなかなか言い出しにくい給料や待遇面の交渉もしてくれます。
こういったサービスが完全無料で受けられるので、自分で探すのと並行して、使ってみると良いでしょう。
求人サイトを選ぶ際のポイント
求人サイトは非常にたくさんありますので、どれが良いのか迷ってしまいますよね。
ただ、防災関係の仕事探しでは、一つだけ外せないポイントがあります。
それは、フリーワード検索があるサイトを選ぶことです。
「防災」というのは、通常、求人サイトの検索項目には無いので、フリーワード検索でないと、引っ掛けられません。
なので、必ずフリーワード検索のあるサイトで調べましょう。
以下では、フリーワード検索ができ、実際に防災関係の求人が見つかった求人サイトやエージェントをご紹介します。
求人検索エンジン
求人ボックス
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://求人ボックス.com/
運営会社:株式会社カカクコム
「求人ボックス」は、「食べログ」や「価格.com」を手掛ける(株)カカクコムが運営する「求人検索エンジン」です。
「求人検索エンジン」というのは、ネット上の様々な求人情報を調べて答えを表示する検索エンジンです。
「Google」の検索エンジンがネット上の様々な情報を調べて答えを表示するのと同じですね。
そんな求人ボックスでエリアを指定せず「防災」で検索すると、執筆時点で55,880件の求人情報が表示されました。
もちろん防災関連の仕事が多いのですが、直接防災の仕事ではない営業、保育、介護、建設、IT、事務など、色々な仕事があります。
なので、防災業界だけでなく、その他の業界でも「防災」に関連した仕事が見つかる可能性があります。
求人サイトは、自分から能動的に検索するだけでも使えるのですが、本気で探す時には登録しておくことをおすすめします。
なぜなら、
✅ 新しい案件はリアルタイムで次々に追加される
✅ 一人で四六時中探し続けるのは困難
✅ 自分一人では案件が多すぎて見逃すこともある
✅ 同時期に日本中の人が探している
✅ 案件は「早い者勝ち」でどんどん決まって行ってしまう
からです。
その点、求人サイトに登録しておけば、希望する条件にマッチした案件が発生次第、プッシュ通知でお知らせしてもらえるので便利です。
職探しを始めたばかりの頃は登録というと少々抵抗があるかもしれませんが、職探しの最初のステップとしては必須と言えるでしょう。
本記事では、求人サイト間の比較がしやすいように「防災」で検索してヒットした件数を記載していますが、フリーワード検索なので検索ワードは自由です。
防災設備、防災グッズ、防災センター、防災コンサル等々、お探しの仕事の分野が決まっている場合はそのワードを入れた方が早く見つけられます。
indeed(インディード)
おすすめ度:★★★★☆
公式サイト:https://jp.indeed.com/
運営会社:Indeed Japan 株式会社
「indeed」は世界最大の求人検索エンジンです。
テレビCMも流れており、「シゴト探しはインディ〜ド♪」のメロディーでお馴染みですね。
indeedはアメリカの企業が開発した検索エンジンで、日本ではリクルートの子会社のIndeed Japanが運営しています。
こちらも求人ボックスと同じ「求人検索エンジン」なので、同じ結果が得られそうですが、必ずしもそうではありません。
検索アルゴリズム、すなわち、考え方や処理方法が違うからです。
実際、エリア指定無しで「防災」で検索すると、執筆時点で21,346件表示されました。
数としては求人ボックスの半分程度ですが、表示案件は違う物も多いので、合わせて登録したいですね。
人気がある割には「取っても役に立たない」と言われることのある「防災士」の資格。
実際のところはどうなのでしょうか…。
上記の求人サイトで「防災士」で検索してみると、ヒットした防災関係の求人情報からは、以下のような記載が多く見られました。(表現は色々ですが。)
●採用時に防災士の資格の有無を考慮する
●採用後に防災士の資格手当を毎月支給する
●採用後に防災士の資格取得費用を負担する
すなわち、防災関係の求人を出している会社では、防災関係の資格も重視していると言えます。
当然ですね!
もちろん、就職・転職時の選考は資格だけで決まるものではありませんが、防災士について記載している案件に応募する時には、十分「役に立つ」と言えます。
一般的な求人サイト/エージェント
リクナビNEXT
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://next.rikunabi.com/
運営会社:株式会社リクルート
「リクナビNEXT」はリクルートが運営する転職・求人情報サイトです。
転職・求人情報はもちろん、スカウト機能や、転職に役立つイベント・セミナーなどのコンテンツも充実しています。
豊富な機能や情報量で転職活動をしっかりサポートしてくれるので、転職者の8割の人に利用されています。
リクナビNEXTのキーワード検索で「防災」で検索してみると、執筆時点で「【防災】を含む求人・転職情報」として全国で2,296件表示されました。
こちらは、希望条件を登録しておくと、スカウトからオファーが来たりするので、忘れずに登録しておきたいですね。
リクルートエージェント
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://www.r-agent.com/
運営会社:株式会社リクルート
「リクルートエージェント」はリクルートが運営する転職エージェントです。
いわば、「リクナビNEXT」のエージェント版ですね。
こちらは、求人数、転職支援実績、顧客満足度とも、すべてNo.1となっています。(2021年度実績をリクルートが自社集計)
実績豊富な転職エージェントが、私たちの転職を成功まで導いてくれます。
リクルートエージェントのメリットは以下の3つです。
❶ 強みを発見してくれる
キャリアアドバイザーが、面談を行う中で自分ではまだ気づいていない強味を見つけてくれます。
❷ 非公開求人を紹介してくれる
一般公開している求人以外に、非公開求人を30万件以上保有しています。転職市場の動向、過去の事例などを考慮し、最適な求人を紹介してくれます。
❸ 企業へアピールしてくれる
職務経歴書や面接のアドバイスをしてくれるのはもちろんのこと、キャリアアドバイザーからも企業に対して私たちの強みをアピールしてくれます。
この他、参加者の満足度80%以上を誇る「面接力向上セミナー」にも無料で参加できるので、至れり尽くせりです。
これだけのサービスがすべて無料で受けられるなんて、信じられませんね。
リクルートエージェントにはキーワード検索もあり、「防災」で検索してみると、執筆時点で「防災の転職者向け転職・求人情報」として全国で4,391件表示されました。
これ以外に非公開求人が(膨大に)あるのですが、これは登録しないと紹介してもらえませんので、こちらの登録も必須ですね。
なぜ非公開求人がたくさんあるのか。
✅ 応募が殺到しすぎるから
✅ 企業戦略上一般公開できない重要求人だから
など、求人を出す企業側に理由があるようです。
いずれにしても、求人サイトで自分で探すだけでは見つからない魅力的な案件が眠っていますので、エージェントも利用したいですね。
アルバイトEX
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://arubaito-ex.jp/
運営会社:株式会社じげん
防災業界でアルバイトをお探しの方もいらっしゃるでしょう。
「アルバイトEX」は東証プライム上場企業のじげんが運営する、アルバイトや仕事探しの求人情報サイトです。
大手の人気アルバイトサイト27社(執筆時点でマッハバイト、しゅふJOB、シフトワークスなど)と提携しています。
なので、180万件以上の仕事を一括で検索でき、それらを比較しながら応募することができます。
このサイトでは、求人案件に応募し採用された方を対象に、お祝い金キャンペーンなども行っています。
お祝い金の額は、キャンペーンによりますが、対象者全員が5万円もらえ、抽選で当たれば最大10万円もらえたりするので、大変お得です。(現金振り込みされます!)
新しくアルバイトや仕事を始める時には何かとお金が掛かるものなので、現金でこれだけ貰えるのは助かりますね。
さて、こちらもキーワード検索でエリア指定無しで「防災」で検索してみると、執筆時点で790件表示されました。
こちらも合わせて登録しておき、もし他の求人サイトと同じ案件があれば、こちらで応募するのがお得です。
転職会議
おすすめ度:★★★★★
公式サイト:https://jobtalk.jp/
運営会社:株式会社リブセンス
「転職会議」は株式会社リブセンスが運営する口コミ付き求人サイトです。
特徴は、求人情報だけでなく口コミも検索できることです。
求人サイトで気に入った会社が見つかったら、早く応募したい、と思いますよね。
しかし、もしかしたら、ブラック企業かもしれません。
なので、一旦冷静になって、こういったサイトで口コミ情報を検索してみることをおすすめします。
なお、キーワード検索で「防災」で検索すると、3,695件表示されました。
こちらは求人サイトとエージェントの機能もあるので、ぜひ登録しておきたいですね。
ウズキャリ
おすすめ度:★★★★☆
公式サイト:https://daini2.co.jp/
運営会社:株式会社UZUZ
一度は就職したものの、やはり防災関係の仕事がしたい、という方もいらっしゃるでしよう。
「ウズキャリ」は、株式会社UZUZが運営する既卒・第二新卒に特化した転職エージェントです。
10代〜20代の既卒や第二新卒の方の再スタートを無料でサポートしています。
こちらを使った場合、内定率が86%と非常に高くなっています。
その秘訣は、
✅ ウズキャリから推薦状がもらえる(書類選考通過率87%以上)
✅ 求人別のきめ細かい面接対策
✅ ウズキャリの先輩からの情報提供
などがあげられます。
なお、こちらはエージェント専門のため、求人検索は公開されておらず、「まずは会員登録から」となっています。
学校を卒業してしまうと、再就職先を自分一人で探すのはなかなか大変なものです。
既卒・第二新卒の方は、一般の求人サイトだけでなく、こちらにも登録して、専門のエージェントに相談してみるのがおすすめです。
業界特化型求人サイト/エージェント
最初から防災業界と決まっている方は、業界特化型の求人サイトも便利です。
なお、防災の知識が求められる業界には、看護、保育、介護、建設、ITなど色々ありますが、たくさんあり過ぎますので、ここでは防災業界に絞ってご紹介します。
防災転職
おすすめ度:★★★★☆
公式サイト:https://bousaitensyoku.com/
運営会社:うた防災株式会社
防災関係の資格で独占業務を持つものに「消防設備士」があります。
独占業務とは、消防設備等の工事、点検、メンテナンスを指します。
「防災転職」は、そんな消防設備士の案件に特化した転職サイトです。
運営会社は、消防設備点検業(自称、防災屋)の「うた防災株式会社」。
このサイトでは、業界を知り尽くした同社が消防設備士の優良案件を厳選して紹介しています。
また、現役の消防設備士が転職エージェントとなり、履歴書の書き方から面接対策や志望動機の作成など、一人ひとりの「今を超える転職」の実現に向けて手厚くサポートをしてくれます。
同社は、ブログでの情報発信に加え、YouTubeチャンネル「うたちゃん」でも転職関連情報を発信しています。
チャンネル登録数は1万6千人を突破し、業界を超えて注目されています。
「防災転職」で何も指定せずに検索してみると、執筆時点で83件ありました。
一般の求人サイトと比べると、一見少なく感じますが、消防設備業界に限定されてるので、当然ですね。
さらに、エリア、職種、こだわり条件で絞って検索できるので、希望に合った求人を探しやすくなっています。
良い案件はすぐに決まってしまうので、気になる案件を見つけたら、早めに問い合わせるのがおすすめです。
ソーシャルグツトキャリア・プラットフォーム
おすすめ度:★★★★☆
公式サイト:https://greengreen.probity-gs.com
運営会社:プロビティ・グローバルサーチ株式会社
「ソーシャルグッドキャリア・プラットフォーム」は、「ソーシャルグッド転職」に特化した転職エージェントです。
「ソーシャルグッド」とは、「社会に対して良いインパクトを与える」という意味で、2010年頃から世界的に注目され始めた言葉です。
この流れに乗って、2012年にプロビティ・グローバルサーチ株式会社が設立され、このサービスが開始されました。
ソーシャルグッドな会社とは、営利の追求だけでなく、社会的な諸課題の解決を目指す企業を指します。
そういった会社が手掛けるソーシャルビジネスは多岐に渡りますが、防災もその一部に含まれ、被災地復興や地域貢献などが該当します。
防災やその関連領域で、社会貢献に繋がる仕事、社会的意義を感じられる仕事をお探しの方は、こちらで探してみるのもおすすめです。
こちらはエージェントに特化していて、検索画面が公開されていませんので、まずは登録からとなります。
情報収集が目的の方も歓迎とのことなので、興味がある方は登録して見ると良いと思います。
まとめ
この記事では、防災関係の仕事の探し方についてご紹介しました。
大きく分けて、
① 求人サイトを使ってコツコツ探し続ける
② 求人サイトに登録してオファーを待つ
③ 転職エージェントに登録してアドバイザーに手伝ってもらう
などがあり、お好みで選べます。
ただ、おすすめは、色々なサイトに希望条件を登録しておき、集まった求人情報の中から一番良い物を絞り込む方法です。
何故なら、就職・転職は情報戦なので、情報が多い方が有利だからです。
この記事でご紹介した転職サイトはどこも全て無料なので、使わない手はありません。
この記事を参考に、自分に合った仕事を見つけ、生き生きと活躍されることをお祈りします。
この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。m(_ _)m
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