こんにちは、防災父さんです!
「車は持ってないけど、災害が起きたらカーシェアで避難したり、車中泊したりできる?」
「非常時にスマホの充電やプライベート空間の確保としてカーシェアを使いたい!」
都市部やマンションにお住まいで、普段は車を所有していない「ペーパードライバー」や「カーシェア派」の方にとって、災害時の移動や避難場所の確保は大きな悩みですよね。
結論からお伝えすると、災害時にカーシェアをメインの防災手段(アテ)にするのは非常に危険です。
なぜなら、発災直後は「通信障害」や「ガソリン不足」「激しい予約争奪戦」などが重なり、現実的にはほぼ使えない(借りられない)可能性が高いためです。
そこで、この記事では、カーシェアユーザーの筆者が防災の観点から見た、
について詳しく解説します。
この記事を読めば、災害時のカーシェアの利用限界を睨みつつ、より適切な防災対策に注力できるでしょう。
それでは、早速、いってみましょう!
結論:災害時にカーシェアを頼りにするのは超危険!
災害時にカーシェアを頼りにして良いでしょうか?
結論として、災害直後に「移動」や「避難場所」としてカーシェアを頼りにするのは避けるべきです。
ネットやSNSでは「カーシェアを動く避難所や非常用電源にしよう」という情報も見かけます。
しかし、それは「運良く車が確保でき、インフラが生きていること」が前提の理想論に過ぎません。
実際の災害現場では、後述するさまざまなトラブルが同時に発生します。
なので、カーシェアは「奇跡的に借りられたらラッキー」程度のサブ選択肢と割り切り、自前での防災環境を整えることが最も重要です。

災害時にカーシェアはあまりアテになりません。
なぜ災害時にカーシェアは使えないのか?(5つの大きな壁)
なぜ災害時にカーシェアは使えないのでしょうか?
カーシェア派の目の前に立ちはだかる「5つの大きな壁」をご紹介します。
① 通信障害でアプリ解錠も決済もできない
多くのカーシェアは、スマホアプリを使って予約とドアキーの開錠をします。
しかし、大規模災害時には携帯基地局の停電や回線の過密(アクセス集中)による通信障害がほぼ確実に発生します。
スマホの電波が繋がらなくなると、アプリが開かず、予約等の決済や解錠操作が一切できなくなってしまいます。
そもそも予約ができなければ、手も足も出ませんね。
② ガソリン不足・充電切れで動かないリスク
一般のレンタカーと異なり、カーシェアは「ガソリン(バッテリー)満タン返し」の義務がありません。
前の利用者がガソリン(バッテリー)を減らしたまま返却しているケースが非常に多く、乗った時点で「燃料が半分以下」「警告灯が点く手前」ということも珍しくありません。
実際、筆者もガソリンを入れずに(or バッテリーを充電せずに)返却することが多いです。(補給に貴重な時間を使いたくないので…)
災害時は街のガソリンスタンドや充電スタンドも停電や大渋滞で機能しないため、借りてもすぐにエンストしてしまうリスクがあります。
ガソリンや充電の無い自動車なんてただの箱ですね。
③ 一瞬で予約が全滅する(激しい予約争奪戦)
発災直後は、運良く通信が可能なら、普段車に乗っていない周辺住民が一斉に(ダメ元で)予約を試みます。
ステーションの車は数に限りがあるため、一瞬で予約が埋まり「借りたくても空きがない」状態になります。
災害時に早い者勝ちの競争に勝つ見込み、ありますか?
④ 停電で駐車場のゲートやフラップ板が開かない
カーシェアのステーションは、様々な場所や建物に設置されています。
コインパーキング(自動ゲートやフラップ板)や、マンションの機械式・地下駐車場に配置されているステーションの場合、停電によって装置が作動せず出庫不可能になるケースがあります。
奇跡的に借りれたとしても、車庫から出られなければ、移動や運搬には使えませんね。
⑤ そもそも道路が大渋滞・通行規制で運転自体が危険
発災直後に安否確認や迎えのために車を走らせるのは原則NGです。
なぜなら、道路の陥没や信号機の停電、大渋滞によって車が動かなくなるだけでなく、消防車や救急車などの「緊急車両」の通行を妨害してしまうおそれがあるためです。
安否確認は車ではなく「171(災害用伝言ダイヤル)」などを優先しましょう。
幸い、出庫ができる状態であったとしても、災害直後の移動制限を考えると、状況が落ち着くまでは実質移動できないでしょう。

災害時のカーシェア活用には、壁が多いですね。
もし「奇跡的に確保できた」場合の限定的な活用法
とはいえ、偶然が重なって、奇跡的に予約が取れることもあるかもしれません。
運良くカーシェアが借りられた場合でも、「遠くへ移動する」のではなく、その場にとどまる拠点として限定的に使うのが安全かつ現実的です。
具体的には以下のとおり。
①「動かない個室・避難所」として使う
避難所が満員の場合や、ペット連れ・乳幼児がいるご家庭での一時的なプライベート空間として活用します。
②「充電拠点」として使う
ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)で車内に100Vコンセント(1500W)が備わっている車種であれば、スマホや小型家電の充電拠点として使えます。(※ガソリンやバッテリー残量がある場合に限ります)

その場で使うだけであっても、無いよりマシかもしれません。
カーシェア派がやっておくべき最小限の「リスクヘッジ」
それでも万が一に備えておきたいカーシェアユーザーの方は、以下の3つの事前準備をしておくと良いでしょう。
① スマホ頼みをやめ「物理ICカード」を発行しておく
通信障害でアプリが開かない時に備え、各社が発行している専用の「物理ICカード(カードキー)」をあらかじめ発行し、防災ポーチに入れておきましょう。
ICカードなら通信障害時でも車両の読取部にタッチして解錠できる場合があります。(※車の状態によっては、開錠できない可能性もあります。)
② 周辺の「平地(ゲートなし)」「HV車種」がある場所を把握する
停電で閉鎖されない「平地のステーション」と、燃料が少なくなってもエンジンで自動発電できる「HV(ハイブリッド)車」の位置をアプリで事前にリストアップしておきます。
③ 自前で「防寒グッズ・車内用簡易トイレ」を用意しておく
ガソリン節約のためにエンジン(暖房)を切って過ごせるよう、アルミシートやブランケットを自前で用意しておきます。
また、停電や断水で街のトイレが使えない時に備え、車内で使える「簡易トイレ」を避難バッグに入れておくことが必須です。

カーシェア派の方は、事前準備もしておいて損はありません。
まとめ:カーシェアをあてにせず「自宅避難」の環境を整えよう
災害時のカーシェアは、通信障害・ガソリン不足・予約殺到など乗り越えるべきハードルが多すぎます。
車を持たないご家庭が真にやるべき防災対策は、カーシェアをあてにすることではなく、「自宅で3〜7日間安全に過ごせる環境(自宅避難)」を整えることです。
特に、以下の2つの備えがあれば、カーシェアを使わなくても電気や排泄の不安を劇的に減らすことができます。
- ポータブル電源の確保 カーシェアの車を電源代わりにしようとせず、自宅に小型〜中型のポータブル電源を1台置いておくほうが、確実にスマホや照明の電力を確保できます。
- 非常用簡易トイレと防寒具の常備 車内でも自宅でも使える簡易トイレやアルミブランケットは、断水・停電時の命綱になります。
「カーシェアは借りられたら儲けもの」程度のサブプランにとどめ、まずはご自宅の備蓄や防災グッズの点検から始めてみてくださいね!
この記事が少しでも皆さまのお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。m(_ _)m
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カーシェアリングはこれからという方はdカーシェアもおすすめです。
100均の簡易トイレがいいなという方は、こちらも参考にしてください。



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